教育機関向けブロックチェーン学位証明書「Blockcerts(ブロックサーツ)」とは?

ブロックサーツ

2018年2月、マサチューセッツ工科大学(MIT)が卒業生全員を対象に、ブロックチェーンに記録されたハッシュと紐づくデジタル学位証明書を授与したことがニュースになりました。

そして、このデジタル学位証明書は「Blockcerts(ブロックサーツ)」という開発プラットフォームを使って作られています。

学歴詐称が社会問題となるなか、改ざんが不可能で就職先にもオンラインで送信できるデジタル学位証明書は今後ニーズが増えていくことが予想されます。
そこで今回は、Blockcerts(ブロックサーツ)とは何かについて説明したいと思います。

ブロックサーツ

MITの卒業生が開発したプラットフォーム

Blockcerts(ブロックサーツ)は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の卒業生が開発したオープンソースのプラットフォームです。デジタル化された卒業証明書や資格の正当性を、ブロックチェーンに証明書と対になるハッシュを記録し、照合することで改ざん不可能なしくみを実現しています。

デジタル学位証明書の特徴

  1. 偽造できない・改ざんできない
  2. ブロックチェーン上に永遠に残る
  3. 紙の書類や特定のサーバ上のデータと違い、消失しない
  4. シェアしやすい(データとして送信できる)
  5. Openbadgesに準じたフォーマットで作られており、世界基準の記述方式になっている
デジタル学位証明書

日本の経済産業省も推進しているデジタル学位証明書

経済産業省は、ブロックチェーンを利用した学位証明書の発行を進めると公式に発表しています。2019年以降の実用化を目指すとのことで、現在開発が進められています。

経済産業省はブロックチェーンを利用し学位証明書をオンラインで発行できるようプロジェクトを進めている

経済産業省はブロックチェーンを利用した学位証明書をオンラインで発行するプロジェクトを進めている

Blockcerts(ブロックサーツ)を利用して作られたサービス

Blockcerts(ブロックサーツ)は前述の通り、開発プラットフォームであり、それ単体ではブロックチェーン学位証明書を生成することはできません。
現在、世界中でBlockcerts(ブロックサーツ)を利用したアプリケーションの開発が進められており、中には既に実用段階まで進んでいるプロジェクトも多くありますので、次章で事例を紹介します。